gd_c 1220's diary

飛ぶ鳥を落とす勢いで生きろ

monologue

あの 今日諸用があって学校に行ったんです その後で軽音のライブを見ようと思っていたのに 二年生ホールからするゴリゴリの音漏れが廊下や窓に響くのを聴いていたら 何だか足がすくみ 「こんな所にいて良いのだろうか」と思い 遠目から隠れるように見ていただけで コソコソ帰ったのは あまりに情けなかったので 内緒にしておいて下さい とても格好良かった 本当に格好良かった 直接言えないのが また情けない。

サスペリアが最高だって話

とにかく最高。最高だったんだ。

 

川崎チネチッタで17:55からの「サスペリア」をライブサラウンドの方で鑑賞してきた。今回の(というか2018の)サスペリアは1977年のリメイクとして封切りされてる。

ホラー/サスペンス大好きだから 勿論あの名作(あるいは迷作)サスペリアがリメイクされる情報は既に聞いていて とてもとてもワクワクだった。

 

16:00頃に川崎駅についてチネチッタに向かう。休日ともなると 流石の人混みで人酔いするのはいつものこと。受付の可愛いお姉さんに鼻の下を伸ばしながらI-29の席に1000円を払った。入場ましては上映まではまだ馬鹿みたいに時間があるので タワーレコードで さも音楽通かの様に 盤を手にとっては頷いてみたり 視聴用のヘッドホンを片耳で聴いてみたりしてた 多分 崎レコの店員さんには「音楽"痛"」ってあだ名つけられてる泣いた。それから古本屋に行って前田愛先生の「近代読者の成立」を買った チネチッタ近くのスターバックスコーヒーで読みつつ時間を果たした。

17:35 入場のアナウンスと共に ジンジャエールのLサイズを手に僕はI-29へと乗り込んだ。席は疎らに埋まっていて 入り口から割と近い所にあるため(単独で二つだけ椅子のあるところ わかれ)誰かと気まずい感じになる筈もなく座る。

つい先日辻堂で映画を観ていた所為か(劇場版PSYCHO-PASS case.1を観てたこれも最高)めちゃくちゃスクリーンやスピーカーがでかく感じて驚き散らした 思えばもうこの時から最高の予感はしてたんだな ありがとう川崎チネチッタ

上映が始まる。室内は妙に切迫感があり 僕はLサイズのジンジャエールを持て余してた。流石はライブサラウンド圧倒的な音圧で美しい音楽を身体で聴いてる感覚。ネタバレになるから多くを語る事はしたくないけど、最初から作中に引き込まれるカメラワークが秀逸で最高 プロットの作り方と場面の見せ方が最高 音楽が最高 キャストが最高 ラストが最高 畏怖でもあり美しくもある とにかく尊い これだけ言っとく。是非エンドロールの最後の最後まで見て欲しい映画だったんだ本当に。152分が秒。これだけ言ってんのに 行かないの無しね。

 

終わってから トイレに行ったんだけど サスペリアに出てくる秘密の部屋(怖い所)みたいな構造してるから小便どころじゃなかった マジでやめて。

あと3回は観に行きたい 取り敢えずパンフレットとマガジン買って予習復習しないと。

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浅草公園

「"新しい彼女"はなんか比べられてるみたいで嫌だな」っていじけたようにして俯いてるのがいつもよりも可愛くて なんか無性に腹が立つ。

 

お気に入りのラーメン屋さんに連れて行った。スープが飛んでもいいようにと 洗濯でヨレヨレになった銀杏BOYZのバンドTシャツをしたり顔で着てきた。食べ終わった後 店を出てから二人でいっせいに笑った 紙エプロンをもらえたから彼女の万全の対策は無駄に終わった。

そのあと ココ吉でレコードを見たいと言うので付き合った。大瀧詠一が最近好きなんだと言いながらYMOのLPを買っているのは本当に意味がわからなかった。

 

帰りの電車を待ってる時に手を繋ごうと 肘のあたりを触るのから ゆっくり下に手をずらしているのをじれったく思って 狙ってる反対の手で握ってやると「なんでやねん」とちいさい声で呟いて へへへとかふふふとか笑った。電車は23:16にホームに着いた。

 

スヤスヤし出したのを見てからスマホで寝顔を撮った。ヨダレを垂らし始めたのはそれから少ししてから。

帰り際に彼女の持ってた カントの「純粋理性批判」を借りて 僕の持ってた芥川の「浅草公園」を貸した。「読み終わった頃にまた会おうね」ニヤリとそう言うの、意地悪過ぎ。

風のない日

ホコリにまみれたやらなきゃいけないことを さっさと日の当たるところに引っ張り出して どんどん手をつけなきゃいけない 分かってるんだけどできない時とか 散歩をするのは絶対俺だけじゃない。好きな音楽を聴きながら 近所をふらふらっと。

 

歩いてみると 日が落ちた団地からする何らかしらの夕飯の匂いに 学生公園でさよならの挨拶を交わす小学生たち 水面が妙にキラキラしてたりするのが センシティブになった五感にフィーリングされる。俺はタバコを吸わないけど タバコを吸いたくなる まあ吸わないんだけど なるだけタダだから なるだけ。スーパーの袋を右手に左手に娘の小さい手といった あの構図で歩いている親子を見ると 「早く帰らないと」ってなんだか焦ってしまったりする 別に家では誰も待ってないのにね。春の 陽気じゃない でも風が春の感じがする雨上がりの空気のせいか それとも春が本当に近いのか 気象予報士でも神様でもないから全然わからないんだけど 耳鼻科には早めに行かないとなあ。コンビニでレッドブルだけ買って 歩きながらちびちび飲む 駅前のコンビニの出っ歯の女子大生が最近のマイブーム 彼女はきっといい子だ そういうのってなんとなくわかるじゃん?

明日はいい日になるかな なんてやけにセンチメンタルな事考えて 寒くなって 勝手に外に出たのに 家路を急いでいる。

 

シャムキャッツの『WINDLESS DAY』に最近の生活のすべてが代表される。前にも進めないけど 後退はしてない 代えがきかない 18の感覚 残された四年のモラトリアムでどこまでポジティブになれるんだよ 不安と期待がめちゃくちゃ過ぎる でも、でも取り敢えず今は 美味しいモノ食べて 聴きたい音楽聴いて 着たい服を着て 読みたい本を読んで 行きたいライブに行って たまにギターを弾いて センチメンタルになって 都会の春の濁った風を思いっきり吸い込んで 死にたくないって思いたい さよならしてる小学生は 生きてるから。

 

苦労をしたくない 楽な方を選び続けて でも勝ちたい そういう虚無主義的なライフスタイルを貫き通す覚悟はあるから!!!ろくな死に方しない。

とっくのとうに

「変わらないね」なんて駅前 久し振りに会った昔の人に言われた 恥ずかしくなって でも嬉しくて「そんなことないよ」なんて返して どっちつかずの 空と信号機の 間を見た バス停でバイバイして 僕は歯医者の予約をしなくちゃいけなかった事に気付く。

 

変わらないってなんだろうか 中学生の頃のだっせえ服を着続けることだろうか 好きな女の子が近くに来た時にスッと斉藤和義の「ずっと好きだった」を口ずさむことだろうか 訳もなく夕日に向かって走り出したくなることだろうか それともあの頃の小説を書き続けることだろうか なんかよく分からないけど 「変わらない」って誰かに言われることが それこそが 変わらないってことなんじゃないのか なんて考えながら頭をぽりぽり掻いて 課題のレポートをダラダラ綴ってた さっきまでね。全然終わらんよね。

 

兎にも角にも 実は俺もあの子もとっくのとうに変わってしまっていて それに二人とも気付いていない 俺もあの子も変わってしまっているのなら 二人の感覚は同時に進んでいるから「(私とこの人は)変わらない」という感想が発生するのは 理にかなう納得だ なるほど。風呂場で湯船に浸かりながら考えていた 顔にタオルをかけてうつらうつらしていたら 湯にどっぷり顔が落ちて 焦って顔を出したら ぐっしょり濡れたタオルがいっせいに顔を覆って 息ができなくなって 死にかけた あぶねえ〜

 

いやでも、君は変わったね。

季節のこと、魚の死骸を市街にて、北海道バンド概論

朝が来ると 夜が明けるように、春が来ると 冬は明ける そういう仕組みの世界すごい 飽きない。ラーメンににんにく入れるみたいな 味変だ。季節の変わり目に出会いたい。

 

死んだ魚を街中の魚屋さんで見かけて「死んだ魚の目をしてる」って言ってて 「そりゃ死んだ魚だからな」と思った 天然だ アルプスの天然水みたいな 天然だ 嘘っぽい〜

 

北海道のバンドが好きだ というか好きなバンドが北海道出身だ。サカナクションにカルマ、Galileo GalileiDrop'sも北海道。だから北海道も好きだよ。

 

統一性が無い この一連の散文を一体誰が見るんだよ。一切見る側の事を考えてない まあいっか〜

志賀直哉赤西蠣太