世界観

クリープハイプはもうあの頃の曲を作らなくなった。好きなあの頃の曲。最近ついていけない聴いてられないチケット取れない。かろうじて見るフェスは良い、昔の有名な誰でも知ってる曲をずっとやってくれるから。

 

石左さんが熱気のこもったブログを書いてる。騙されたと思って新譜を聴いた。

 

 

蛍の光」を一番に置いてる辺りで本気さがうかがえる。尾崎さんが俺みたいなやつの事を見透かしてる「これが良いんだろ?」ってうすら笑いながら言われてる嫌だやめてほしい。

「今今ここに君とあたし」で曲調を、盤調を一気に入れ替える。百八円の恋を引きずってんのファンの事を書いてる曲は"エモい"ので勘弁して欲しい。Bメロの「だから今日も「決して覗いてはいけません」と言われた扉を開けるのです」は想いが重い。本領。

「栞」は言うべくもあらず。名曲とはこの事だな。とにかく生きてて良かった。クリープハイプをちょっとでも諦めた俺を許して欲しい。

「おばけでいいから早くきて」嫌い。

「イト」末長くどうもしたかった時期に好きだった。過去と比べて相対的に新しい曲。ラスサビは逸品だと思う。帝一の國は観なかったけど、この曲が主題歌なら良い映画だったのだろう、別に観ないけど。

飛ばしすぎな気がして心配してたけどこの後の「お引越し」で安心した。聴かせるメロディがユキチカさんのリードギターで安心。日常を歌わせたら秀逸間違い無し!みたいなクリープハイプがなんだかむかつきます。

「陽」はアルバムverになっててイントロは何の曲だよもう何だこれは。鮪と歌ってたメトロのCMの方の、カップリングのヤツはほどほど。こっちのコイツはがっつり存在感を示してくる、アレンジが懐かしい感じがするな。

「禁煙」一番好きだ。この盤なら一番好き。速いテンポで始まる歌詞がサビにはゆっくり優しくなる。速いテンポで始まる前半は終盤には悲しいスローテンポで。禁煙が上手く行かなかった男なんか最高に決まってる。鬱屈時々素直ぐらいのコレ。「こんなアンタにもやめれるものがあるなんて知らなかったよ。ずっとじゃなくて、ジュって音がした」間違いがない曲。

からの「泣き笑い」はアルバムのタイトルが歌詞に混じるテーマ曲。泣きたくなるほど嬉しい日々が無いヤツらにこれを書く尾崎さんの素敵が滲む。良い曲だ。曲順もベスト。マストでこの位置。

「一生のおねがい」新しいクリープハイプの新しい曲。「鬼」から好きなあなたなら好きなんじゃないの?いや別に煽ってない。

カオナシの過去最高傑作「私を束ねて」そういえばこの人はなんでクリープハイプにいるんだ。別のバンドでボーカル作詞作曲やればふつうに売れそう。ふつうって見たことないけど。それでもここにいてくれてありがとうのこれは何様。

そこから降りて「金魚(とその糞)」は「社会の窓と同じ構成」「テレビサイズ」に代表されるような毒枠だけど全然吐けてない、毒、吐けてない。もっと色々あるだろ悔しい事。尾崎不謹慎が欲しかった個人的に足りなかった。「燃えるゴミの日」「ゆっくり行こう」続けてアルバムの終盤にはピッタリの二曲。日曜日の午後だと思うこの二曲は。久しぶりの休みなのに結局何もしなかった日曜日の午後。良い終わり方をしてると思う。締めのラーメンは美味しい。

 

結局のところクリープハイプは俺のライフワークの一つとして根付いていた尾崎世界観に、クリープハイプに、依存してる。泣きたくなるほど嬉しい日々は来ないけどこのアルバムがこの2018年にいるならそれはそれで。