gd_c 1220's diary

飛ぶ鳥を落とす勢いで生きろ

浅草公園

「"新しい彼女"はなんか比べられてるみたいで嫌だな」っていじけたようにして俯いてるのがいつもよりも可愛くて なんか無性に腹が立つ。

 

お気に入りのラーメン屋さんに連れて行った。スープが飛んでもいいようにと 洗濯でヨレヨレになった銀杏BOYZのバンドTシャツをしたり顔で着てきた。食べ終わった後 店を出てから二人でいっせいに笑った 紙エプロンをもらえたから彼女の万全の対策は無駄に終わった。

そのあと ココ吉でレコードを見たいと言うので付き合った。大瀧詠一が最近好きなんだと言いながらYMOのLPを買っているのは本当に意味がわからなかった。

 

帰りの電車を待ってる時に手を繋ごうと 肘のあたりを触るのから ゆっくり下に手をずらしているのをじれったく思って 狙ってる反対の手で握ってやると「なんでやねん」とちいさい声で呟いて へへへとかふふふとか笑った。電車は23:16にホームに着いた。

 

スヤスヤし出したのを見てからスマホで寝顔を撮った。ヨダレを垂らし始めたのはそれから少ししてから。

帰り際に彼女の持ってた カントの「純粋理性批判」を借りて 僕の持ってた芥川の「浅草公園」を貸した。「読み終わった頃にまた会おうね」ニヤリとそう言うの、意地悪過ぎ。