gd_c 1220's diary

飛ぶ鳥を落とす勢いで生きろ

ジンジャエール

終わりって感覚が鈍い。今日 人生最後の予備校の授業が終わってみて心底そう思う。五年通った予備校だった 台風の日も猛暑日も雪の日も通った 今日もいつもの電車 小田原行きとか熱海行きとか 乗って向かう 簡単な挨拶といつもの雑談 感傷的にもならないいつもの感じで授業に入る 詩学ナラトロジーの授業 二万字を超えるテクストを自作してきた これは卒論より良くできたと言う 先生の顔は誇らしげで 嬉しげ。帰りの時「強く生きて、そして死ねよ」とそう伝えられる。この人はいつもそうだった。いつもが多過ぎる 帰りは歩いて帰った。

 

きっと一週間後もこうだと思う。気付かないうちに無印良品ジンジャエールの炭酸が抜けるように 終わったとて気付かない。まあでも それで良い。それが良い。

 

パパラッチの様な駐車場のライトが 点いては光ってを繰り返して 余裕の無い大人が今日も信号無視をする それを見て子供たちは息を合わせる 消える電話ボックス 建設現場のクレーンは多角的な視座を与えた 誰も外を見ない。

 

LINEが来てた「今度の日曜日は渋谷に行きたい」って 相手の予定も聞かないで それだけ 本当にさ そういうところだぞ。