gd_c 1220's diary

飛ぶ鳥を落とす勢いで生きろ

喫茶店

猛暑日暑すぎ 喫茶店でクリームソーダ飲みながら溶けた脳みそを治してる 先に窓に近い四人がけの席に座っていた神妙な面持ちで俯いている二人はそれとなく別れ話を始めて 喫茶店で別れ話なんて小説みたいなカップルだと思った「あなたの事ばかりだとなんだか足元がおぼつかない」と女の人が言っていたのが聞こえてしまって 強烈で何だかこっちまで悲しかった 聞き入ってしまったがためにクリームソーダはダラダラに溶けて緑の美味しいやつとアイスクリームはどこまでも一緒にその境界線を曖昧にして混じっていた そのうち男の人はいなくなっていて机にはしわくちゃの千円札と飲みかけのアイスコーヒーが置かれていた 彼女は窓の外の夕日が沈みそうな でもまだまだ暑いアスファルトの街並みを覗きながら頬杖をついてミックスジュースをストローで飲んでいた。八月は夏、大きい雲。花火が遠い音。酷く暑い、けど猫かわいい。